phase | Vinyl & Cocktails
Feb
23

phase | Vinyl & Cocktails

Vinyl & Cocktails

DISCO É CULTURA @disco_e_cultura_01 を中心にYusuke Akiba @yusuke_akiba 、Tatsuya Ariyama @tatsuya_ariyama 、Marie Kimishima @mariekimishima のレギュラーDJによるアナログレコードオンリーのイベント。

"vintage vinyl" はDJ, vinyl collector, music selectorなど、様々な角度から選定し、ご提案。

洗練された音楽と上質なお酒、music barならではの場が織りなす空気を、ぜひご体感ください。

2024.02.23 Fri 19:30 Open / 20:00 Start
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE FREE

※ご予約は承っておりません。
※ご来場者多数の場合には、ご入場いただけない場合がございます。予めご了承ください。

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abno | abno×MAX PISTACHIO スペシャルコース
Feb
18

abno | abno×MAX PISTACHIO スペシャルコース

abno × MAX PISTACHIO スペシャルコース

「abno×MAX PISTACHIO スペシャルコース」では、MAX PISTACHIOプロデューサーヒキノトオル、abnoヘッドバリスタ相澤氏から、コーヒーとピスタチオにまつわるディープなトークとともに、今回のコラボレーションで生まれたメニュー全種類を提供します。当イベントのビハインドストーリーとともに、ここでしか味わえない、コーヒーとピスタチオのマリアージュをお楽しみください。

【日時】2月18日(日)17:00~受付 17:15スタート

【場所】abno(〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2丁目2−1, DDD Hotel, 2F)

【金額】3,800円(税込・サービス料込)

【内容】
・ピスタチオスイーツテリーヌとペアリングコーヒーセット
・アフォガート(ピスタチオ/バニラアイスクリーム)
・ピスタチオコーヒー(エスプレッソ) 

♦ささやかではございますが、お土産をご用意しております。

【キャンセル・人数の変更】

キャンセルにつきましてはお受け出来かねますので、

何卒ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。

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phase | FIXER
Feb
17

phase | FIXER

EPISTROPH擁する”Whelmiy’nd” @asako___ 主催イベント。

2024年 1発目となるFIXERは、お馴染みのレギュラーメンバー4名でお送りします。

Analog Onlyに拘るVinyl DJ "sea" @__dj__s_e_a__ 、Dancerとしての顔も持ち併せる "tsubasabclrs" @tsubasabclrs 、アーティストへの楽曲提供をはじめプロデューサー/DJとして活動する “ggoyle” @ggoyle によるグルーヴ感のある上質な音楽をお酒とともにごゆっくりお楽しみください。

2024.02.17 Sat 19:30 Open
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE JPY 1,000

※ご予約は承っておりません。
※ご来場者多数の場合には、ご入場いただけない場合がございます。予めご了承ください。
※DDD HOTEL宿泊のお客様はエントランス無料でご来店いただけます。

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phase | JAZZ with MELRAW
Feb
15

phase | JAZZ with MELRAW

JAZZ with MELRAW

MELRAWこと安藤康平@koheisax_melraw がミュージックセレクターとしてphaseに登場。
モダンジャズにとどまらず、様々な年代、地域の音楽を、"JAZZ"という言葉をキーワードに紡いでいく小旅行がテーマ。
上質な音楽をお酒とともにごゆっくりお楽しみください。

2023.11.16 Thu 19:00 Open
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE JPY 1,000

※ご予約は承っておりません。
※ご来場者多数の場合には、ご入場いただけない場合がございます。予めご了承ください。
※DDD HOTEL宿泊のお客様はエントランス無料でご来店いただけます。

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abno | Simone From Coffee Collective Guest Barista
Nov
17

abno | Simone From Coffee Collective Guest Barista

2023/11/17
13:00~17:00

Simone from The Coffee Collective Guest Barista at abno

※ご予約は承っておりません。
※ご来場者多数の場合には、ご入場いただけない場合がございます。予めご了承ください。


The Coffee Collectiveのイベント・マネージャーであるSimone Henriksenをお招きし、彼女のコーヒーに関する幅広い経歴から得た知識、またゲストバリスタとして、コーヒーの淹れ方、豆の調達、焙煎の要素についてお話しいただきます。コーヒーコレクティブ全般に関する質問も受け付けます。

当日は、Coffee Forrestを記念した特別リリースのコーヒー豆「Kiangoi PB」をご紹介します。

Coffee Collectiveが立ち上げた、単一栽培の土地を森に変えることで、年間平均250トンのCO2を吸収するプロジェクトです。

また、焙煎したての豆や、コーヒーコレクティブの限定アクセサリーも販売いたします。


We're pleased to invite Simone Henriksen, Event Manager of the Coffee Collective, will share insights from her extensive background in coffee.
As our guest barista, she will give the opportunity discuss elements of brewing, coffee sourcing and roasting. Everything Coffee Collective in general.

On the day we will introduce 'Kiangoi PB', a special release celebrating Collective Forrest.
A project launched by The Coffee Collective to  transforming monoculture land into a forest, that will over time, sequester an average of 250 tons of CO2 per year.

We will also offer a selection of freshly roasted beans and a limited selection of Coffee Collective accessories for purchase.

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phase | JAZZ with MELRAW
Nov
16

phase | JAZZ with MELRAW

JAZZ with MELRAW

MELRAWこと安藤康平@koheisax_melraw がミュージックセレクターとしてphaseに登場。
モダンジャズにとどまらず、様々な年代、地域の音楽を、"JAZZ"という言葉をキーワードに紡いでいく小旅行がテーマ。
上質な音楽をお酒とともにごゆっくりお楽しみください。

2023.11.16 Thu 19:00 Open
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE JPY 1,000

※ご予約は承っておりません。
※ご来場者多数の場合には、ご入場いただけない場合がございます。予めご了承ください。
※DDD HOTEL宿泊のお客様はエントランス無料でご来店いただけます。

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[PARCEL] 化石としての風/復興としての土/祈りとしての風土 Prayers in the Wind and Soil | 加茂昂 Akira Kamo
Nov
11
to Dec 24

[PARCEL] 化石としての風/復興としての土/祈りとしての風土 Prayers in the Wind and Soil | 加茂昂 Akira Kamo

2023/11/11 ~ 2023/12/24

化石としての風/復興としての土/祈りとしての風土 Prayers in the Wind and Soil

加茂昂| Akira Kamo

at: PARCEL
東京都中央区日本橋馬喰町2丁目2-1 DDD hotel内 1F
DDD hotel 1F, 2-2-1 Nihonbashi-Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo

Open :
Wed-Sun 14:00-19:00
--
Closed : Mon, Tue


PARCELでは11月10日スタート、加茂昂個展『化石としての風/復興としての土/祈りとしての風土』を開催いたします。PARCELでは2月に行われましたEASTEAST_Tokyoで展示をして以来の作品展示となります。加茂の作品は一見すると、美しく描かれマチエールが特徴的に強調されている風景画ではありますが、その根底には風化し始めている震災後の記憶が深く関わっています。作品の象徴的なモチーフでもある風と土、震災に限らず各地域が失いつつある「風土」の現在地を感じていただける展示になっております。

加茂は、震災以降主に帰還困難区域でのフィールドワークとリサーチを重ねて来ました。本展覧会に出品されている作品はこの記録、およびスケッチをベースに制作されているます。その中で加茂は放射能汚染の影響が視覚化する象徴としてのフェンスや看板などの境界線を描くようになりました。「風」は加茂の作品にも度々登場する象徴的なモチーフです。そんな風は人間が自ら定めた基準によって設置され、動きを制限されたフェンスや看板の手前にいる作家が風景を記録している間も、立ち入りが禁じられている区域から軽々と人工物の脇を通り抜け、作家をも包み込みます。

またタイトルにある「復興としての土」は、帰還困難区域での除染土の課題に焦点を当てています。除染が進み、立ち入りが徐々に許され初めたエリアは田畑の除染が放射線レベルを下げる一方で、土地の活力や田畑に欠かせない肥沃な表層土を剥ぎ取り、真の復興に向けた長期的な課題を提起しています。加茂は土と詩の深い関わりを考察し、土の沈黙と、耕作地に関連する記憶の不可逆的な喪失に焦点を当てたシリーズも制作しています。

では復興を必要としている地域、具体的には加茂がフィールドワークを繰り返している福島が失ったものは何なのか。失ったものは風土であり「風土とは風を含む土のことである。風を含む土とは、人が鍬や鋤で耕し、その時その体に吹く風をその手で土に含ませることでようやく出来上がる生死の風景である。そして、風土はそこに祈りをも含む。」と加茂は語ります。近代化、グローバル化とともに加茂が本展で対象としている地域に限らず風土というものが喪失しております。風と土に含まれる物語に耳を傾けながら、フィールドワークを通して画布に浮かび上がらせる加茂の試みをぜひご高覧くださいませ。

加茂昂「祈りとしての風土」2023


加茂 昂 | Akira Kamo

1982年東京生まれ。
東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了

3.11後、「絵画」と「生き延びる」ことを同義に捉え、心象と事象を織り交ぜながら「私」と「社会」が相対的に立ち現われるような絵画作品を制作する。

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[phase] FIXER
Nov
3

[phase] FIXER

FIXER

EPISTROPH擁する”Whelmiy’nd” @asako___ の主催イベント。

今回は特別企画としてドイツ/マンハイムのHIP HOPレーベル Prrrrrrr Records 主宰のアーティスト”Persian Empire”を迎え、彼にとって日本での初ライブパフォーマンスとなるJapan Tour 2023 Special Partyを開催。

オーガナイザーのWhelmiy'ndを筆頭にレギュラーメンバーの sea, tsubasabclrsのDJ陣はもちろん、現在来日中のL.A. 在住プロデューサー “FLAT STANLEY”と、今年夏に約1年半ぶりとなるニューアルバムをリリースした “Leo Iwamura “ によるBEAT LIVEもお届けします。

ツアー初日を彩るスペシャルパーティー、お酒とともにごゆっくりお楽しみください。

2023.11.03 Fri 19:00 Open
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE JPY 1,500

▪LIVE SET
-Japan Tour 2023- Opening Party
Persian Empire
Prrrrrrr Records from Germany
@persian_empire_music
@prrrrrrr_records

▪BEAT LIVE
FLAT STANLEY @flat__stan
Leo Iwamura @leoiwamura

▪DJ
sea @__dj__s_e_a__
tsubasabclrs @tsubasabclrs
Whelmiy'nd @asako___

※ご予約は承っておりません。
※ご来場者多数の場合には、ご入場いただけない場合がございます。予めご了承ください。
※DDD HOTEL宿泊のお客様はエントランス無料でご来店いただけます。

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[phase] Sake night with Kubota
Oct
21

[phase] Sake night with Kubota

Sake night with Kubota

朝日酒造「久保田」とコラボレーションした1日限定の特別イベントを開催。
phaseでもおなじみのEPISTROPH擁する”Whelmiy’nd” @asako___ を中心に、若手DJ陣がグルーヴ感のある上質な音楽を提供いたします。

ドリンクは、「久保田」を用いて、phaseオリジナルカクテルを3種類限定提供。

また、同日、DDD HOTEL 1F nôl(ノル)では、長塚健斗 @kentwits によるスペシャルペアリングコースを楽しめるイベントを同時開催。

イベント概要・ご応募はphase Instagram プロフィール欄のURLをご確認ください。

2023.10.21 Sat 17:00 Open
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE JPY 1,000

DJ

bmbr @bmbr32
coto @coto_inc
ggoyle @ggoyle
HIROMI @hiromi_k_t_
Whelmiy'nd @asako___

※ご予約は承っておりません。
※ご来場者多数の場合には、ご入場いただけない場合がございます。予めご了承ください。
※DDD HOTEL宿泊のお客様はエントランス無料でご来店いただけます。

#asahishuzo #kubotasake #kubota #久保田 #朝日酒造#phase_tokyo #dddhotel #epistroph

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[parcel] Echo Windows | DIEGO / Keita Miyairi / Akane Nakajima / LAKA / Tyler G. Ormsby
Oct
21
to Nov 12

[parcel] Echo Windows | DIEGO / Keita Miyairi / Akane Nakajima / LAKA / Tyler G. Ormsby

2023/10/21 ~ 2023/11/12

Echo Windows
DIEGO / Keita Miyairi / Akane Nakajima / LAKA / Tyler G. Ormsby

at: parcel
東京都中央区日本橋馬喰町 2-2-14 まるかビル2階
Maruka bldg 2F, 2-2-14 Nihonbashi-Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo

Open :
Wed-Sun 14:00-19:00
--
Closed : Mon, Tue


この度parcelでは昨年弊廊で個展を開催したDIEGOによるキュレーション展「Echo Windows」を開催いたします。本展では、平面表現を主軸に置きながらも、画家やコンテンポラリーアーティストという言葉には括れない活動をする、作品スタイル、拠点、年齢などの異なるバックグラウンドを持つ5人の作家が集います。

DIEGOは街中で何気なく目にするモノをユーモラスに擬人化したキャラクターなどを抽象的に描いています。スタイルや手法のみならずグラフィティの価値観は作品の核となっており、ビルの間や空き地など多くの人に見過ごされるような「都市の隙間」、そこにある道具や打ち捨てられたようにただ存在している物などはインスピレーション源のひとつです。

Installation view of My Social Ladder, solo exhibition 2022, PARCEL

染色家の宮入圭太は、布や和紙に型紙と糊を用いて染色する型染めの手法で制作をしています。民藝思想はもとより、90年代に熱中したグラフィティや、現代美術など様々なカルチャーや美学に基づいた作風、ユニークで遊び心のあるモチーフや独学で身につけた手法を取り入れた宮入の表現は、近年国内外で注目を集めています。

中島あかねは主に水彩、アクリル、クレヨンなどを用いた表現をする作家です。線を引く、色を置くというシンプルな行為を重ねることで、身近にありながらも日常生活においては見落とされるような抽象的感覚や無意識的領域を探るようにして制作・発表を続けています。

Akane Nakajima, acrylic, medium on panel, 2023

金沢を拠点とするLAKAは、グラフィックやインテリアのデザイン、また、金沢のインディペンデント アートスペースNNの運営に携わりながら、作家として活動しています。近年続ける「FLAT PLATE」シリーズでの表現において、文字という抽象的・記号的なフォルムをさらに解体し、断片化する、連続させる、削る、塗り重ねるというプロセスをパネルの画面上に重ねることで、かたちを探る行為そのものが絵画表現として現れています。

1994年生まれのTyler G Ormsbyは、サンフランシスコのベイエリアに在住する作家です。主に油画、ドローイングを中心に陶芸などジャンルやスタイルに囚われず制作を続けています。想像の余地を残した象徴的なワンシーンのような風景、無骨とも言えるような力強く絵具が重なり合う抽象絵画などを制作し、精力的に発表・活動の場を広げています。

Tyler Ormsby, The exhausted jester, oil on canvas, 2023

この5人の作家の作品の形式やスタイルは全く異なるものですが、制作プロセスにおいて手作業や道具によるブレやエラーを作品に取り込む直感的・身体的感覚や、計画とは対にある素朴さや無作為性などが彼らの作品に共通した重要な要素となっています。佇まいの美しさを見つめ精神性を追求する5人の作家の持つ美学や響き合いを感じていただけましたら幸いです。


DIEGO
1986年生まれ、東京を拠点に活動。街で普段何気なく目にするモノをユーモラスに擬人化したキャラクターを抽象絵画として描く。 DIEGOのもたらす「脱臼したストリート表現」は、 絵画や壁画というビジュアルアートから、街中のグラフィティ、コンセプチュアルアートまで活動の幅を広げている。近年はコレクティブ SIDE COREの一員として展覧会の企画や作品発表を精力的に行う他、自身が主催する壁画プログラムにおいても世界各国のアーティストたちの壁画制作のディレクションを行う。

宮入圭太 | Keita MIYAIRI
1974年東京都 生まれ、染色家。東京を拠点に活動する。
ソフビフィギュア原型師を経て、民藝、さらには型染めの世界に出会い、魅了される。型紙と糊を使い布や和紙などに模様を染め出す伝統的な手法を用いながらも、ユニークなモチーフを扱い、本来は嫌悪されるような滲みや歪みを取り入れた独自の表現を行う。10代〜20代に親しんだグラフィティー、民藝をはじめ、多様なカルチャーや、自身のうちに蓄積された美学を軸にした宮入の表現は国内外より評価され、近年より活動の幅を広げている。

中島あかね | Akane NAKAJIMA
1992年 東京都生まれ・拠点。クライアントワーク・プライベートワークの両面からドローイング、絵画、イラストなど平面での表現を中心に制作を続けている。水彩、クレヨン、アクリルなどを用いた中島の絵画表現は、シンプルな色、形、線となって画面の上に繊細に重ねられ、抽象風景として現れる。これまでの主な個展に、2015年「レジャー」(ガーディアン・ガーデン/銀座) , 2017 年「庭を泳ぐ」VACANT(原宿)、2021年「uneven」(nidi gallery/恵比寿)、2021年「phrase」(Gallery Trax/山梨)など。

LAKA
金沢を拠点に、グラフィックやインテリアのデザインなどを行う傍ら、金沢のインディペンデント アートスペースNNの運営に携わりながら、作家として制作活動を続けている。近年は文字を要素に連続させる・塗り重ねる・削ぎ落とす・断片化するというプロセスからうまれたパーツを構成し、器をモチーフに描くシリーズ「FLAT PLATE」を制作している。

Tyler Garces Ormsby | タイラー・オームスビー
1994年 カリフォルニア出身。現在はサンフランシスコの海沿いに在住。絵画作品を中心に、陶器やドローイングなどマテリアルを問わずに作品制作を続けている。広大な土地や海で育まれた自然界の継続的なリズムが根底に流れながら、自身の経験や、抽象的な記憶がしばしば象徴的なワンシーンのように表象として絵画に現れる。サンフランシスコのRATIO 3でのグループ展(San Franciscco, USA, 2021)、House of Seiko(San Franciscco, USA, April 2023)にて初となる大型個展を開催。日本では、原宿 Scooter for Peace(Tokyo, 2023)にて中村譲二との2人展を開催。

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[PARCEL] PLAY / LIVE ANOTHER DAY | Tohru Matsushita / yang02 / Taiki Niimi
Sep
30
to Oct 29

[PARCEL] PLAY / LIVE ANOTHER DAY | Tohru Matsushita / yang02 / Taiki Niimi

2023/9/30 ~ 2023/10/29

PLAY / LIVE ANOTHER DAY
Tohru Matsushita / yang02 / Taiki Niimi

at: PARCEL
東京都中央区日本橋馬喰町2丁目2-1 DDD hotel内 1F
DDD hotel 1F, 2-2-1 Nihonbashi-Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo

Open :
Wed-Sun 14:00-19:00
--
Closed : Mon, Tue


この度PARCELでは松下徹、やんツー、新美太基の3名によるグループ展「PLAY/LIVE ANOTHER DAY」を開催いたします。松下は塗料の化学変化や特性を用いたシリーズや、高電圧の軌跡を利用した作品など、オートマチックにつくり出す図柄を観測・操作・編集するプロセスにより絵画作品を制作しております。やんツーは「描く」や「鑑賞する」など行為の主体をロボット/機械などの外的要因に委ねることで表現の主体性を問う作品を数多く制作してきました。新美は楽曲制作と共に、音楽プレーヤーや楽器などを自主制作した音響インスタレーション作品を制作。様々なアーティストやミュージシャンの音響や展示制作をサポートすることを活動とし、近年では∈Y∋(BOREDOMS)の新プロジェクトFINALBY( )のメンバーとして、フジロックフェスティバル‘21に参加しております。

少し前のオーディオプレーヤーを見ると、▶︎のボタンに「PLAY/再生」と刻印されています。かつてジョンケージはレコードについて「景色を台無しにしてしまう絵葉書」、または音楽体験を殺してしまうものとしていくつかの議論で触れています。しかし日本語の翻訳でPLAYを再生=再び生きると書かれており、つまり記録媒体のデータは蘇り、毎回新しい命を与えることができるのです。これは日本語翻訳の歪みについての指摘ですが、実際に▶︎が持つ機能と意味は、時代ごとに変化しています。

例えば、音楽のサブスクリプションサービスは楽曲の▶︎に関して新たな状況が生み出されており、アーティストのアルバムより、DJの編集された視点が楽曲との出会いを決め、音楽を再生することはプレイリストを再生することに等しくなりつつあります。またYOUTUBEのアイコンは▶︎ですが、ショート動画の躍進によって、▶︎ボタン自体の存在が消えつつあるのです。そしてNETFLIXのヒットドラマ「Black Mirror」では、鑑賞者にストーリーの分岐点を選択させ、物語が変化します。もはや▶︎は約束された一定の体験をもたらすのではなく、新しい時間と空間を誕生させる為の記号と考えられるのでは無いでしょうか。

今回展示する3人のアーティストは、音楽の作曲やコンピューターによるプログラミング、スプレーを用いた塗装などテクニカル/インダストリアルな方法で作品を制作しています。3名は共通して「動きを繰り返すシステムやルール」を作品制作のプロセスに利用していますが、同時に「結果がずれていく仕組み」が設定されており、非再現性を制作の中で重要視しています。延々にコピーアンドペーストできるデータに囲まれて日々生活している私たちにとって、多くの事象に再現性があり、一過性の出来事に出会うことの方が難しいと感じます。かつてボードリヤールは、オリジナルなきコピーで消費世界が形成されてことをシュミラクルと呼びましたが、データはプレーヤー(再生機)の進化/変化や、聞き手の時代的な感性によって変化するのです。今回の展示では、このような「システムと偶然性」をテーマとし、ノイズや即興性など、予測すること/予測できないことを作品の中で実験するアーティスト達の展覧会になります。


Tohru Matsushita | 松下 徹

アーティスト/SIDE CORE ディレクター
1984 年神奈川県生まれ
東京藝術大学先端芸術専攻修了

化学実験や工業生産の技術によって絵画作品を制作。高電圧の電流によるドローイング、塗料の科学変化を用いたペインティングなど、システムが生み出す図柄を観測・操作・編集するプロセスにより絵画作品を制作。またストリートカルチャーに関する企画を行うアートチーム SIDE CORE のディレクターの 1 人でもあり、国内外のストリートカルチャーに関するリサーチ/執筆をおこなっている。

yang02 | やんツー

1984 年、神奈川県生まれ。美術家。
多摩美術大学大学院 美術研究科 デザイン専攻 情報デザイン研究領域 修了
多摩美術大学 美術学部 情報デザイン学科情報芸術コース 卒業

セグウェイが作品鑑賞する空間や、機械学習システムを用いたドローイングマシンなど、今日的なテクノロジーを導入した既成の動的製品、あるいは既存の情報システムに介入し、転用/誤用する形で組み合わせ構築したインスタレーション作品を制作する。先端テクノロジーが持ちうる公共性を考察し、それらがどのような政治性を持ち、社会にどう作用するのか、又は人間そのものとどのような関係にあるか、作品をもって批評する。

Taiki Niimi | 新美 太基

楽曲制作と共に、音楽プレーヤーや楽器などを自主制作した音響インスタレーション作品を制作。またプログラミングや装置の製作などを通し、様々なアーティストやミュージシャンの音響や展示制作をサポートすることを活動とし、近年では∈Y∋ (BOREDOMS)の新プロジェクト FINALBY( )のメンバーとして、フジロックフェスティバルʻ21 に参加。また SIDE CORE のプロジェクトにおいてReborn-Art Festival(2022)に参加している。

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[phase] JAZZ with MELRAW "Special"
Aug
24

[phase] JAZZ with MELRAW "Special"

JAZZ with MELRAW "Special"

MELRAWこと安藤康平をミュージックセレクターとして迎え、毎月"JAZZ"をキーワードに色とりどりな音楽体験をお送りしているイベント="JAZZ with MELRAW"が満を持してスペシャル企画を開催。

"Latin Jazz特集"
MELRAWを中心に日本のジャズ、ラテンシーンで活躍する仲間たちとの一夜限りのスペシャルライブを敢行。
フードには新宿から本格ペルー料理を啓蒙する"RANITOS"、そしてEPISTROPHから長塚健斗(WONK) がこの日のためのスペシャルディッシュをプロデュース。
phaseは、メキシコの職人達の真心と魂のこもった唯一無二のプレミアムテキーラブランド"CLASE AZUL" @claseazulofficial とコラボレーションし、イベントを盛り上げるオリジナルカクテルを提供。

暑すぎる夏をさらにホットにする、"真夏の夜のJAZZ"を是非phaseでお過ごしください。

2023.08.24 Thu 19:00 Open
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE JPY 2,000

LIVE
MELRAW(sax)
@koheisax_melraw

Shota Watanabe(key)
@shota_watanabe_pf

Takuya"B"Arakawa(perc)
@b.takuya0118

FOOD
RANITOS @ranitos_sandwich

長塚健斗 @kentwits

※事前販売チケット(エントランスのみ2,000円、フード込4,000円)の販売サイトはプロフィールよりご覧ください。
※当日の入場も受け付けておりますが、ご来場者多数の場合にはご入場をお断りする場合がございます。
※DDD HOTEL宿泊のお客様はエントランス無料でご来店いただけます。

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[phase] Vinyl & Cocktails
Aug
18

[phase] Vinyl & Cocktails

Vinyl & Cocktails

DISCO É CULTURA @disco_e_cultura_01 を中心にYusuke Akiba @yusuke_akiba 、Tatsuya Ariyama @tatsuya_ariyama 、Marie Kimishima @mariekimishima のレギュラーDJによるアナログレコードオンリーのイベント。

"vintage vinyl" はDJ, vinyl collector, music selectorなど、様々な角度から選定し、ご提案。

今回のドリンクは、メキシコの職人達の真心と魂のこもった唯一無二のプレミアムテキーラブランド「CLASE AZUL」 @claseazulofficial とコラボレーション。
ストレート、ソーダ割りなどはもちろん、プレミアムテキーラを用いた暑い夏にぴったりのphaseオリジナル"classic cocktail"もご提供いたします。

洗練された音楽と上質なお酒、music barならではの場が織りなす空気を、ぜひご体感ください。

2023.08.18 Fri 19:00 Open / 20:00 Start
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE FREE

※ご予約は承っておりません。
※ご来場者多数の場合には、ご入場いただけない場合がございます。予めご了承ください

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[phase] FIXER
Aug
5

[phase] FIXER

FIXER

EPISTROPH擁する”Whelmiy’nd” @asako___ の主催イベント。
レギュラーメンバーの @__dj__s_e_a__ @tsubasabclrs @ggoyleとともに今回は、東京・平和島を拠点とするHIPHOPクルーONENESSのメンバーでありビートメイカー/DJとして活動する "Phaze1992" @phaze1992 を迎え、ここでしか味わう事のできない特別なひとときをお届けします。

グルーヴ感のある上質な音楽をお酒とともにごゆっくりお楽しみください。

2023.08.05 Sat 19:00 Open
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE JPY 1,000

※ご予約は承っておりません。
※ご来場者多数の場合には、ご入場いただけない場合がございます。予めご了承ください。
※DDD HOTEL宿泊のお客様はエントランス無料でご来店いただけます。

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[phase] NO WHERE NOW HERE
Jul
22

[phase] NO WHERE NOW HERE

NO WHERE NOW HERE

'艶のある実験的音楽'をテーマとするMazlika @jasmine_mazlika 主催の 'NO WHERE NOW HERE'。
第二回となる今回は、鉄屑場と高架下由来のジャズ、グルーヴミュージックを操る'機他(TOSH7)' @kita______rr5q.74v を迎えて、新たな景色をお届け。彼は'TOSH7'としてのマシンライブや楽曲制作でも注目を集める。
心地良く胸騒ぎのする空間を上質なお酒とともにお楽しみください。

2023.07.22 Sat 19:00 Open
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE JPY 1,000

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[PARCEL] PlanetesQue: The Case of B | BIEN
Jul
22
to Sep 3

[PARCEL] PlanetesQue: The Case of B | BIEN

2023/5/27 ~ 2023/7/11

PlanetesQue: The Case of B
BIEN

at: PARCEL
東京都中央区日本橋馬喰町2丁目2-1 DDD hotel内 1F
DDD hotel 1F, 2-2-1 Nihonbashi-Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo

Open :
Wed-Sun 14:00-19:00
--
Closed : Mon, Tue


PARCELでは、7月22日(土)より、BIEN個展『PlanetesQue : The Case of B』を開催いたします。2021年に開催された『DUSKDAWNDUST』からPARCELとして2年ぶりの個展となる本展は、今年5月に恵比寿のプロジェクトスペースPeopleで開催された『PlanetesQue : The Case of Y』に続く、ゲーム・装置的な要素を持つ新作「PlanetesQue」を中心に構築される展覧会となります。

BIENは東京を拠点とし、絵画、彫刻、映像、インスタレーションなど多様なメディアで作品を制作しています。これまで発表してきたドローイング表現の多くは、アニメ―ション表現や文字、記号などといったモチーフのアウトラインがベースとなり、それらの形状や意味を解体し、木食い虫の跡ような太さの均一な線で描くスタイルが広く知られていますが、近年はインスタレーション的な要素も強まり、作風はさらに広がりを見せています。2021年の『DUSKDAWNDUST』では、カメラが捉えた光を抽象化した色面をパズル状に分裂した支持体に置き、フィクションと現実の混在する世界を再構築するようにドローイングの線を重ねた作品や砂を使った彫刻作品を発表しました。その後、2022年には熱海のレジデンスプログラム「ACAO OPEN RESIDENCE #5」や石巻で開催された「REBORN ART FESTIVAL 2022」にてサイトスペシフィックなインスタレーションを、同年のアート鑑賞室HAITSUでは、部屋の中心に置かれた正体不明の真っ黒なオブジェクトを来場者がスケッチするという参加型の展覧会を行いました。また、直近の活動としては作家・キュレーターの石毛健太と共に牽引するプロジェクト「SCAN THE WORLD」として、2022年に金沢21世紀美術館にて6ヶ月に渡って開催された、来場者に開かれ参加を促す場としての展覧会って、6ヶ月の進行形プロジェクトベースでの個『アペルト17 SCAN THE WORLD [NEW GAME] 』が記憶に新しいかと思います。

「PlanetesQue」に至った理由の一つとしてBIENは「普通に生きてきて、色々なものを見て、自分は世界っていうものがよく分からないものだなって基本的に思っている。それをわけがわかったようなふりをして生きてたけど、やっぱり分からない。そういうようなことを作品にしたいと思っている。」と語ります。

本展の軸となる作品「PlanetesQue」は車輪付きの家の形をした箱で、中には説明書、複数のサイコロといくつかの象徴的なオブジェクトが入っています。この作品は、プレイヤー(制作者 / 解読者)が車輪を引いて家型の箱を運び、選んだ場所で箱の中のサイコロを振り、説明書に書かれたルールやヒントに沿いながら同封されたオブジェクトやその場所周辺のものなどを使っていくことで、誰でも展示空間を作ることができるというものです。ルールの解釈や要求されるアクションの大部分はプレイヤーに委ねられており、彼ら彼女らは偶然的に出る盤上のサイコロの出目を座標のように手がかりにしながら、その空間に置かれている物や現象に注意を向け、空間そのもの、さらには外部の環境や事象へと意識を広げながらその場所そのものを捉えなおしていくというプロセスを経験します。鑑賞者もまた、サイコロの出た盤や、プレイヤーによって選ばれ配置されたオブジェクトに制作者の目線を探し、手がかりを繋ぎ合わせるようにしながらその空間から想像を広げるのです。

今回の展覧会では「PlanetesQue」の設計者であるBIEN自身が、PARCELの空間内でサイコロを振り、自身が設定したルールを再度咀嚼し、作家/プレイヤー「BIEN」として展示空間を作り上げます。

“展覧会って美術展示としてどう空間的に成立するかという、空間の問題がすごい大きい。時間の問題を内包した作品は、これだけ慌ただしい現代だからこそすごい魅力的だと思える。(BIENが)大らかな時間性を考えてるっていうのは、今回のシリーズとか、『Green Green Glass of Home』からも感じられる。作品のもつ生、時間の問題を考えているし、これは今考えないといけない。作品そのものだけじゃなくて、記録の方法やインストラクションとかも含めて。過去の作家だって、相当面白いことしてきたはずなのに、その当時の記録がなくて、インストラクションがインストラクション以上の膨らみを持ってこなかったりする場合も多い。どうしても思いを馳せることのできない時間の問題を噛み締めて、現代の僕らはいろんな形や最適な形で残すであったり、展示って形で伝えていく必要がある。” – 高木遊(金沢21世紀美術館 学芸員)/2023年6月作家インタビューより抜粋

「世界を見るときのきっかけ、媒介になるようなもの」とこれまでの自身の作品についてBIENが語るように、本作も制作者、鑑賞者に対して、固定されたイメージや表象に揺さぶりをかけ、本展の後にも、「PlanetesQue」は積極的に他者へ働きかけていくものになります。


「月にコウモリのような羽を持った生命体が存在している。」
1835年アメリカで起こった”グレートムーン捏造記事”は、ある有名な天文学者が捏造記事を発表し、これを信じた人々が新聞社に殺到したという事件です。捏造記事については荒唐無稽なホラ話だと笑うこともできますが、そういった話が信じられてしまう現象は、過去に比べても現代の方がさらに細かく、そこかしこに存在しているのではないでしょうか。”PlanetesQue”に登場するコウモリ人間の天秤は、この事件を由来として誕生しました。

偶然起きた小さな出来事から非現実的な世界を想像する。想像することがそれぞれの内なる世界を作り、信仰を作る。個人が信じた世界を生き、重なるようで重なっていないこの世界。コウモリ人間が本当に月にいないかどうかなど、誰にもわからない。人類にはそういった物語を作るような想像力があるからこそ、世界は面白く、時に傾き崩れそうになりながらもバランスを保っているのだと思います。

”PlanetesQue”は誰でも作品を制作できるように設計されたゲームです。
サイコロが生み出す偶然と付き合うことで、普段何気なく過ごしている周りの環境を新たに、まるで未知の宇宙を観測するかのように捉え直します。世界の断片を拾い、展示空間に構成していくことができます。
展覧会では制作者が関与していない事象も起こっているかもしれないし、どこまでが意図なのかはわかりません。
かつてアーティスト・ジョルジオ・モランディは「わたしたちが実際に見ているもの以上に、抽象的で、非現実的なものはなにもない」と言いました。このゲームはそういった世界の捉えきれなさ、不確実さを再認識することを目的としています。

– BIEN


BIEN
1993年東京都生まれ。アニメーション表現や文字、記号などの輪郭に着目し、その形状や意味を解体/再構築する抽象的な平面表現をはじめ、近年では映像、彫刻、インストラクション、インスタレーションなどメディアを横断しながら表象に問いかける作品を発表する。また多様なカルチャーの文脈を取り入れたアプローチもBIENの表現の特徴である。

Solo Exhibition 

2023“PlanetesQue: The Case of Y”, People, Tokyo, JAPAN2022“Green Green Grass of Home”, HAITSU, Tokyo, JAPAN2021“DUSKDAWNDUST”, PARCEL / Island JAPAN, Tokyo, JAPAN2019“WOOZY WIZARD”,  BLOCK HOUSE, Tokyo, JAPAN

Selected Group Exhibition

2022“Reborn-Art Festival”, Ishinomaki city, Miyagi Pref., JAPAN
“SIDE CORE -路・線・図・Ⅱ”, Gallery TRAX, Yamanashi Pref., JAPAN
“惑星ザムザ”, culated by Rintaro Huse, abandoned building, Tokyo, JAPAN2021“LAND” Duo Exhibition with ARIKA, Gallery TRAX, Yamanashi Pref., JAPAN
DELTA art fair 2021, Osaka, JAPAN
“6 paintings from 6 artists”, PARCEL, Tokyo, JAPAN
“AFTER APOX.”, CALM & PUNK GALLERY, Tokyo, JAPAN
“-Inside the Collector’s Vault, vol.1 – 解き放たれたコレクション”, WHAT, Tokyo, JAPAN2020“PARALLEL ARCHEOLOGY”, Curated by BIEN, OIL, Tokyo, JAPAN
“working/editing 制作と編集”, akibatamabi21, Tokyo, JAPAN2019“Reborn-Art Festival”, Ishinomaki city, Miyagi Pref., JAPAN2018“変容する周辺 近郊、団地”, Yashio Projects, Tokyo, JAPAN
“理由なき反抗 – Rebel Without A Cause”, The Watari Museum of Contemporary Art, Tokyo, JAPAN2017“Reborn-Art Festival”, Ishinomaki city, Miyagi Pref., JAPAN
“SIDE CORE -路・線・図- “, Gallery TRAX, Yamanashi Pref., JAPAN

 Residence / Other projects

2022“APERTO 17 SCAN THE WORLD [NEW GAME] ” as SCAN THE WORLD, Long-Term Project Room / 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa, JAPAN
“ACAO OPEN RESIDENCE #5”, Atami city, JAPAN

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[phase] JAZZ with MELRAW
Jul
20

[phase] JAZZ with MELRAW

JAZZ with MELRAW

MELRAWこと安藤康平@koheisax_melraw がミュージックセレクターとしてphaseに登場。
モダンジャズにとどまらず、様々な年代、地域の音楽を、"JAZZ"という言葉をキーワードに紡いでいく小旅行がテーマ。
上質な音楽をお酒とともにごゆっくりお楽しみください。

2023.07.20 Thu 19:00 Open
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE JPY 1,000

※ご予約は承っておりません。
※ご来場者多数の場合には、ご入場いただけない場合がございます。予めご了承ください。
※DDD HOTEL宿泊のお客様はエントランス無料でご来店いただけます。

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[phase] POM Night
Jul
15

[phase] POM Night

POM NIGHT
With Shintaro Kunieda, Sweet William, OMI, TEN, サトウユウヤ, kiki vivi lily

アルバム「THE MANSION」のリリースを記念した、特別パーティーをphaseで開催。
Pitch Odd Mansion @pitchoddmansion にまつわる楽曲を聴きながら美味しいお酒を飲みせんか?
メンバーと一緒に楽しい夜を過ごしましょう。

2023.07.15 Sat 19:00 Open / 20:00 Start
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE JPY 2000

※ご予約は承っておりません。
※ご来場者多数の場合には、ご入場いただけない場合がございます。予めご了承ください。

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[parcel] Comfortable hole, bye | リラ・デ・マガリャエス | 土屋 麗
Jul
1
to Aug 6

[parcel] Comfortable hole, bye | リラ・デ・マガリャエス | 土屋 麗

2023/5/20 ~ 2023/6/18

Comfortable hole, bye

Lila de Magalhaes | リラ・デ・マガリャエス
Urara Tsuchiya | 土屋 麗

at: parcel
東京都中央区日本橋馬喰町 2-2-14 まるかビル2階
Maruka bldg 2F, 2-2-14 Nihonbashi-Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo

Open :
Wed-Sun 14:00-19:00
--
Closed : Mon, Tue


parcel では7月1日より、リラ・デ・マガリャエスと土屋麗による二人展 ”Comfortable hole, bye”を開催致します。

リラ・デ・マガリャエスはロサンゼルスを拠点としながら、繊細な刺繍表現を使ったテキスタイルの絵画作品を中心に、陶芸、ウール、ビデオなどを通して、幻想的かつ遊び心のある作品を制作しています。また、土屋はグラスゴーを拠点に、明快なモチーフを用いたユーモアラスな陶芸作品やビデオ、パフォーマンス作品など精力的に発表を行ってきました。グラスゴーのアートスクールで親交を深め、昨年メキシコのレジデンスで再会し、2人にとって念願であった初となる2人展を東京で開催いたします。活動拠点や手法、作風は異なりますが、「色気のある歓喜」と形容されるように、それぞれの作品には生への歓喜、欲望、ファンタジックな遊び心が現れています。この機会にぜひご高覧ください。

社会的なルールが破られる瞬間というのは常に存在します。皮肉めいたやりとりが突然怒りの火花を散らす瞬間。オチまでの長々とした展開と期待感が恥ずかしさへと溶けていく瞬間。最初に抱いた嫌悪感が倒錯した好奇心へと変わる瞬間。起こった瞬間に正確に捉えることはできませんが、一度この閾を超えると、なかったことにはできないのです。予想された行為が受け入れられなくなり、規範がタブーに滑り込む瞬間とは、具体的に何が起こっているのでしょうか。もしかしたら、それは私たちが衝動的な決断を下した結果か、それどころか全く決断しないことを選んだ結果かもしれません。社会的なエントロピーに身を任せることで、正統性の重荷から解放されるのです。時にはその壊れた状態に留まることがとても気持ちいいものなのです。

この展覧会は、このような瞬間に泳ぎ込んでは出て行き、不安の戦慄とゆっくりとした解放感を持ちながら、行動の論理の境界を求め、浸透させています。陶器のオブジェやテキスタイルの作品の数々は、常に平凡と非凡の線引きの間を行き来し、その境界線を陶酔的で夢幻的な熱狂で軽々と超えていくのです。

Shipwreck, 2023, Glazed ceramic, Urara Tsuchiya

土屋の光沢のあるパステルカラーの器からは、一種の色気のある歓喜が溢れ出していて、そこには裸の人物がプールや水路を流れ、非常に可愛らしい動物たちと無邪気に触れ合っています。アザラシ、イルカ、犬、豚、カワウソ、クマ、そしてお互いの間に姿を寄せ合っているのです。これは恋人同士の行動なのか友人同士の振る舞いなのか、どちらにカテゴライズしたとしても同じくらいに不条理に感じ、これら特定の組み合わせにおける不器用で肉感的な一体感を説明するにはあまりにも過剰であり、それでいて足りないと感じます。ただし、すべての存在に対し愛情が均等に分配されているわけではありません。一例として、ある女性の姿がグループから離れて、目の高さで手に持っているデバイスを見つめています。彼女は満足しているようですが、彼女の孤立した姿は私たちに警戒心を抱かせます… 「ORGY中に自撮りをするような女子にはなるな!」と。世界はあなたを中心に回っていないと言われるかもしれませんが、この純粋な快楽追求の瞬間には本当にそう感じることができるのです。

Beginner(3), 2022,Dyed fabric, silk, and thread, Lila de Magalhaes / Courtesy of the artist and Deli Gallery, New York, Mexico City

デ・マガリャエスの血のような赤い板には、女性とミミズの間である種の小さなドラマが繰り広げられています。大多数の動物よりも、ミミズは地上の存在を自然体で象徴する傾向があります。彼らのシンプルで節々のある生体構造は、機能と感覚だけで、人間のような心配や疑念、自己否定の試みは一切ありません。でも、ここではその無気力さはまったくの逆です。これらのミミズも人間を象徴しているのです…圧迫感に悩まされ、閉所恐怖症で抑制されています。私たちは覗き役として異種間の不安を抱えた家庭(ドラマ)の瞬間に立ち会ってしまうのですが、そこから簡単に逃れることはできません。いくつかのテキスタイル作品がそれに対するある種の解毒剤を提供しています。柔らかく輝く穴で貫かれ、絹の層の奥には染められた綿のベッドシーツが現れます。ミミズのような曲線と波紋が再び現れますが、今度はそれらが一番柔らかくて暖かいゼリーの中に抱かれています。女性が横になっていると、羽を持つ生き物が彼女の口からミミズを抜き出しています。ミミズは彼女の中にいて、彼女と彼らは一体化しています。これによって、私たちはいつもミミズが感じているものを少し垣間見ることができます。周囲と一体化する至高感、自分の中に、自分の上に、自分の外にある基質に浸ることの快適さと自由さ、すべてが一度にある感覚です。

この展覧会の作品の中には、罪悪感なしに堪能できてしまう誘惑がたくさんあります。人間と動物、さらには自然の力との関係が、それぞれのスピードで、独自のルールに従って広がっています。これらの親和性について考えると、どんな存在のスタイルもまったく不自然とは言えません。それはしばしば自然そのものではなく、社会的に受け入れられるとされてきたもの、つまり定石とされてきたものとの対比で定義されています。しかし、この展覧会が証明するように、地球上での創造性は、私たちが作り上げた社会的な規範を無数の方法で覆すことができるのです。そして、それらの規範が破られるとき、私たちはそれを修正しようと急ぐ必要はありません。

文:Jeanne Dreskin | ジーン・ドレスキン

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[phase] Vinyl & Cocktails
Jun
23

[phase] Vinyl & Cocktails

Vinyl & Cocktails

DISCO É CULTURA @disco_e_cultura_01 を中心にYusuke Akiba @yusuke_akiba 、Tatsuya Ariyama @tatsuya_ariyama 、Marie Kimishima @mariekimishima のレギュラーDJによるアナログレコードオンリーのイベント。

"vintage vinyl" はDJ, vinyl collector, music selectorなど、様々な角度から選定し、ご提案。

今回のドリンクは、焼酎の新しい在り方を模索するSHOCHU X @shochu_x とコラボレーション。
彼らの焼酎を用いた、phaseオリジナルの"classic cocktail"をご提供いたします。

洗練された音楽と上質なお酒、music barならではの場が織りなす空気を、ぜひご体感ください。

2023.06.23 Fri 19:00 Open / 20:00 Start
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE FREE

※ご予約は承っておりません。
※ご来場者多数の場合には、ご入場いただけない場合がございます。予めご了承ください。

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[phase] JAZZ with MELRAW
Jun
15

[phase] JAZZ with MELRAW

JAZZ with MELRAW

MELRAWこと安藤康平@koheisax_melraw がミュージックセレクターとしてphaseに登場。
モダンジャズにとどまらず、様々な年代、地域の音楽を、"JAZZ"という言葉をキーワードに紡いでいく小旅行がテーマ。
上質な音楽をお酒とともにごゆっくりお楽しみください。

2023.06.15 Thu 19:00 Open
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE JPY 1,000

※ご予約は承っておりません。
※ご来場者多数の場合には、ご入場いただけない場合がございます。予めご了承ください。
※DDD HOTEL宿泊のお客様はエントランス無料でご来店いただけます。

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[phase] NO WHERE NOW HERE
May
27

[phase] NO WHERE NOW HERE

NO WHERE NOW HERE

'艶のある実験的音楽'をテーマとする' Mazlika'主催の 'NO WHERE NOW HERE'。
初回は横断的な表現デュオ 'Mnchr-m(@jasmine_mazlika & @show.o_nokuro )'にて構成。
共に、ダンサーとしての身体表現、dj活動、楽曲制作など、あらゆる手法で世の中と交わる表現を繰り出す。
心地良く胸騒ぎのする空間を上質なお酒とともにお楽しみください。

2023.05.27 Sat 19:00 Open
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE JPY 1,000

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[PARCEL] Twister | 森 靖 | Osamu Mori
May
27
to Jul 11

[PARCEL] Twister | 森 靖 | Osamu Mori

2023/5/27 ~ 2023/7/11

Twister
森 靖 | Osamu Mori

at: PARCEL
東京都中央区日本橋馬喰町2丁目2-1 DDD hotel内 1F
DDD hotel 1F, 2-2-1 Nihonbashi-Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo

Open :
Wed-Sun 14:00-19:00
--
Closed : Mon, Tue


この度PARCELでは2度目となります彫刻家、森靖の個展「Twister」を開催いたします。新作群とともにオーストラリアのNGV(ビクトリア国立美術館)に収蔵が決まっている作品も会期前半のみではありますが、展示いたします。

兼ねてから森の作品のモチーフはアメリカのポップアイコンから中世古典彫刻まで、非常に長い時系列の上に成り立っており、その要素を縦横無尽に行き来しながら我々に「美」などの根源的な要素や、記号論的な思い込みや意識に対して問いかけます。

本展のメインを構成するのは2体の大型彫刻作品です。その高さは人類が医学的な記録上現存する最長の記録272cmに迫ります。森いわく「人間が形を留められる範囲で、美のMAXのスケールを表現している」としていますが、それを可能としているのが作品に使用している、人間の最高齢の記録である120年に近い樹齢の木でもあります。大型作品にこだわり続け制作を続けている森は「指先で容易に画面越しのイメージを拡大縮小できる時代において、スケールを変えるという感覚は生活の中で今は当たり前のように存在している。あまりにも画面の中での世界で生活をする時間が長くなっている今だからこそ、現実においてのスケールを実感することが必要だと感じている」と言います。小さな仏像から巨像までを手がけた運慶の没後800年を2024年に迎える中、同じく手のひらに乗るサイズから3M近い彫刻を手がけることに、デジタル技術の恩恵の元生活をしている今だからこそ森は必然性をより強く感じているのです。

また使用する素材の物質性や、古典彫刻からポップアイコンまでの美の変遷や価値観など、一つの作品に閉じ込めた森の作品は様々な事象がツイストした(ねじれた)状態で共存しています。森の制作プロセスの特徴の一つとして即興性が挙げられます。当然ある程度造形的な意味での完成形を想定しながら制作は進行していくのですが、その過程で予定調和(初期の完成像)を一気に転覆/転換させる要素(パーツ)を追加したり、あった物を削ぎ落としたり、というツイストを段階的に加えるプロセスを反復しながら最終形へと向かいます。

これら「完成形態」を決定するところに森独自のaestheticがあります。美術文脈のみならず、大衆的な「美」に対する意識についても森は持論を展開します。

「50‘sのマリリンモンローの映像を見ると確かに美しいのだが、後に俳優や芸人のするマリリンモンローのコスプレやモノマネでは、マリリンモンロー本人よりもマリリンモンローのイメージに合っているように感じることがある。その様な美しさに関するカリカチュア的な事に、美の可能性があると思う。」本物と比べて歪んだ状態にこそが本物以上に本物として見られ、視認されやすい状況(形状)に森は魅了され、作品にも反映されています。

また人為性についても「終局間近になった棋士たちが敗北を自覚しつつ美しい投了図を目指して何手かコマを進める。これは数値化するのが難しい”美の領域”だ。」(後藤正治著)を引用しつつ森は「自然物の塊を目の前にした時、圧倒的な存在感と質量と形体に打ちのめされてしまう。それでも僕は彫刻家としてカタチにしていく事で、美の領域を探っていければと思う。そして、今後もどんなにテクノロジーが進んでいっても、技術を制限すればするほど人間にしかできない美的感覚からくる表現が出来ると思う。」と語ります。

画一的な美が存在せず、多様性が求められている時代において、森は彫刻を通して我々に対し「美」とは何で、誰に対し、どのようにして示すものなのかを改めて問い直すのです。


森 靖  | Osamu Mori

1983 愛知県生まれ生まれ
2009  東京藝術大学大学院彫刻科終了
現在東京都を拠点に活動

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[phase] Brilliant Corner
May
26

[phase] Brilliant Corner

Brilliant Corner

エクスペリメンタル・ソウルバンド「WONK」の長塚健斗 @kentwits と井上幹 @kan7666 による一夜限りのアコースティックライブ。

スコットランド発の人気クラフトブリュワリー「BREWDOG @brewdogjapan 」の協力のもと、phaseでのライブイベントが初開催。
当日はBREWDOGのビールに合わせた限定フードも提供予定。

稀少なアコースティックセットをお酒やフードとともにごゆっくりとお楽しみください。

2023.05.26Fri 19:00 Open / 20:00 Start
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE JPY 3,500(Adv) / 4,000(Door)

※前売りチケットはEPISTROPH公式サイトにて販売されます。前売りチケットをお持ちの方はエントランスでご提示ください。
※当日チケットの販売はございますが、ご来場者多数の場合にはご入場いただけない場合がございます。予めご了承ください。
※DDD HOTEL宿泊のお客様は当日チケットの半額にてご来店いただけます。

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[phase] JAZZ with MELRAW
May
25

[phase] JAZZ with MELRAW

JAZZ with MELRAW

MELRAWこと安藤康平@koheisax_melraw がミュージックセレクターとしてphaseに登場。
モダンジャズにとどまらず、様々な年代、地域の音楽を、"JAZZ"という言葉をキーワードに紡いでいく小旅行がテーマ。
上質な音楽をお酒とともにごゆっくりお楽しみください。

2023.05.25 Thu 19:00 Open
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE JPY 1,000

※ご予約は承っておりません。
※ご来場者多数の場合には、ご入場いただけない場合がございます。予めご了承ください。
※DDD HOTEL宿泊のお客様はエントランス無料でご来店いただけます。

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[parcel] WHEREABOUTS |山内 聡美 | Satomi YAMAUCHI
May
20
to Jun 18

[parcel] WHEREABOUTS |山内 聡美 | Satomi YAMAUCHI

2023/5/20 ~ 2023/6/18

WHEREABOUTS
山内 聡美 | Satomi YAMAUCHI

at: parcel
東京都中央区日本橋馬喰町 2-2-14 まるかビル2階
Maruka bldg 2F, 2-2-14 Nihonbashi-Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo

Open :
Wed-Sun 14:00-19:00
--
Closed : Mon, Tue


山内聡美は音楽、ファッション、その他カルチャー誌などへの様々なコミッションワークを行いながら、自身の作品を10年以上に渡り発表してきました。近年は、現在拠点にしている東京をはじめ、幼少期を過ごしたフロリダや静岡などの様々な土地で撮影を行い、時代を感じさせる古びた看板や造形物、偶然でくわした少しおかしな状況や、人の気配のない建造物などを主なモチーフとしています。それらの写真は被写体の存在感が写実的に捉えられており、淡白なドキュメントのような表情も持ちながら、ノスタルジックかつ非現実的なイメージが表現されています。

 

また、山内が近年取り組む作品に、スマートフォン画面のスクリーンショットを元に制作しているシリーズがあります。素材となっているのはAIカメラによって道に沿って無感情にスキャニングされ、場所の情報を伝えるという実用的なインターネットツールとして無数に存在する画像ですが、時に構図や色のバランスが偶然的に整った、山内にとっての「完璧な瞬間」に出会います。この作品シリーズは、山内自身の幼少期の朧げな記憶を元にアナログカメラで撮影した過去の写真作品と、インターネットのマップ上に無数に存在する画像をリンクさせ、インターネット上で発見する「完璧な瞬間」にどこかノスタルジーを感じながらキャプチャーしていくことから始まっていますが、その懐かしさは本物の記憶とどこで結びついたものであるのか定かではありません。そして、それらのキャプチャーされた画像に対面した鑑賞者は、写真が撮影された背景に想像を広げ、撮影者が写真に収めたノスタルジックな感情を読み取ろうとするかもしれません。そこに説明がない限り、もしくは鑑賞者が注意深く鑑賞しない限り、単なる「綺麗な景色を写した写真」として受け止められ、そして多くは見過ごされ、ドキュメントされた写真・鑑賞者の間には大きなすれ違いが生じています。

 

今回発表する作品の素材となっている画像も山内にとっては何の縁もなく、訪れたこともない異国の風景で、スマートフォンの画面をスワイプさせるような淡々とした印象で並べられています。ギャラリーに訪れた鑑賞者は、まず作品を一目見て、やはり綺麗な風景写真として捉えるでしょう。そこから撮影者の意図を読み解こうと注意深く写真を鑑賞するかもしれませんが、その写真が撮られた日付や場所は鑑賞者には明らかになることはなく、場所や時間が分からない以上、現在・現実の場所の情報を伝えるインターネットツールの画像という本来の意味からも離れてしまっています。展覧会タイトル「WHEREABOUTS」とあるように、本展覧会の作品は特定の場所や時間を示さず、それらの写真は我々の感情にどこか軽い揺さぶりをかけるものではありながら、鑑賞者から非常に遠い場所のドキュメントとして残されています。そして、これらの作品は現実世界の出来事と、それらの情報を手のひらに入るスマートフォンの中で無限に手に入れることになった現代人のあり方を示しているようでもあります。


山内 聡美 | Satomi YAMAUCHI

1985年神奈川県生まれ。幼少期の8年間をアメリカで過ごす。2009年よりフォトグラファーとして活動開始。クライアントワークと並行して、自身の作品制作も精力的に行っている。
8歳まで暮らしたアメリカ/フロリダ州の小さな町ベロ・ビーチを21年振りに訪ね、撮影した写真展 “THIS MUST BE THE PLACE” (2014) をgallery 360°にて開催。その続編として、同じくフロリダ州にあるディズニーワールド内に存在する、ウォルトディズニーが作った理想的なアメリカの住宅街を題材にした写真展 “Celebration” (2015) をgallery 360°にて開催した。パームツリーをモチーフとした南洋幻想を題材にした “Post Palmtree” (2017, Cale)、スマートフォン画面のスクリーンショットを元に制作し“ARTIFICIAL SENTIMENT DRIVE”(2022, gallery 360°)を昨年2022年に開催した。

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[phase] JAZZ with MELRAW
Apr
20

[phase] JAZZ with MELRAW

JAZZ with MELRAW

MELRAWこと安藤康平@koheisax_melraw がミュージックセレクターとしてphaseに登場。
モダンジャズにとどまらず、様々な年代、地域の音楽を、"JAZZ"という言葉をキーワードに紡いでいく小旅行がテーマ。
上質な音楽をお酒とともにごゆっくりお楽しみください。

2023.04.20 Thu 19:00 Open
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE JPY 1,000

※ご予約は承っておりません。
※ご来場者多数の場合には、ご入場いただけない場合がございます。予めご了承ください。
※DDD HOTEL宿泊のお客様はエントランス無料でご来店いただけます。

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[phase] FIXER
Apr
8

[phase] FIXER

FIXER

EPISTROPH擁する”Whelmiy’nd” @asako___ の主催イベント。
初開催となる今回は、Analog Onlyに拘りVinyl DJとしてメロウな選曲で音を紡ぐ "sea" @__dj__s_e_a__ 、Dancerとしての顔も持ち併せDJでは様々なジャンルを織り交ぜるプレイスタイルが特徴の "tsubasabclrs" @tsubasabclrs 、アーティストの楽曲提供をはじめ現行シーンにも通じるサウンドを生み出すプロデューサー/DJとして活動する “ggoyle” @ggoyle を迎えて、ここでしか味わう事のできない特別なひとときをお届けします。
上質な音楽をお酒とともにごゆっくりお楽しみください。

2023.04.08 Sat 19:00 Open
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE JPY 1,000

※ご予約は承っておりません。
※ご来場者多数の場合には、ご入場いただけない場合がございます。予めご了承ください。
※DDD HOTEL宿泊のお客様はエントランス無料でご来店いただけます。

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[phase] Vinyl & Cocktails
Apr
7

[phase] Vinyl & Cocktails

Vinyl & Cocktails

DISCO É CULTURA @disco_e_cultura_01 が主催するアナログレコードオンリーのイベント。Yusuke Akiba @yusuke_akiba 、Tatsuya Ariyama @tatsuya_ariyama 、Marie Kimishima @mariekimishima がゲストDJとして参加。

"vintage vinyl" はDJ, vinyl collector, music selectorなど、様々な角度から選定し、ご提案。phaseの作り出すオーセンティックな "classic cocktail" が懐かしくも新しい体験を演出します。
洗練された音楽と上質なお酒、music barならではの場が織りなす空気を、ぜひご体感ください。

2023.04.07 Fri 19:00 Open / 20:00 Start
DDD HOTEL 2F, 2-2-1, Nihonbashi Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo
ENTRANCE FREE

※ご予約は承っておりません。
※ご来場者多数の場合には、ご入場いただけない場合がございます。予めご了承ください。

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[PARCEL/parcel] 90’s and : /or 20’s太郎 千恵藏 | Taro Chiezo
Mar
18
to Apr 30

[PARCEL/parcel] 90’s and : /or 20’s太郎 千恵藏 | Taro Chiezo

2023/3/18 ~ 2023/4/30

90’s and : /or 20’s

at: PARCEL
東京都中央区日本橋馬喰町2丁目2-1 DDD hotel内 1F
DDD hotel 1F, 2-2-1 Nihonbashi-Bakurocho, Chuo-ku, Tokyo

Open :
Wed-Sun 14:00-19:00
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Closed : Mon, Tue


「日本のマンガやアニメには戦前の前衛美術の遺伝子が流れている。ネオ·ポップムーヴメントは、絵画として、その遺伝子を美術に復活させることが目的だった。1990年にMoMAで見たHigh and Low展が背中を押してくれた。」―太郎千恵藏

この度PARCELとparcelの両ギャラリースペースを使い、太郎千恵藏の1990年代の絵画と彫刻、そして新作を同時に展示する展覧会を開催いたします。太郎千恵藏にとって、絵画を中心とした東京での個展は実に15年振りとなります。

太郎千恵藏は、1980年代にニューヨーク大学ティッシュ・スクール・オブ・アートで学び当時のウォーホールやバスキアが活躍するニューヨークのアートシーンに遭遇、1991年に「見えない身体展」(レンパイア・ギャラリー、ニューヨーク)でデビューを飾り、Flash Art等の美術雑誌をはじめ、アンディ・ウォーホールのインタビュー誌などに全面で取り上げられます。1992年にはポスト・ヒューマン展に参加、ヨーロッパの5つの美術館を巡回し、ニューヨーク、SoHoでの個展を皮切りに国際的に作品を発表してきました。1994年からは古典絵画をバックグラウンドに、アニメや特撮のモチーフを取り入れた絵画の制作を開始、その後マンガをモチーフとしたペインティングに発展していきます。それらの作品は、ブルックリン美術館、東京都現代美術館をはじめ、国内外多数の美術館にて展示され、奈良美智、村上隆とともにネオ・ポップムーヴメントの中心人物の一人として活躍してきました。

美術評論家のジョシュア・デクターは、太郎の絵画についてこう解説しています。「単なるポストモダン理論の夢想ではなく、むしろ日常の経験の具体的な表現です。出来事、回想、動き、停滞、生物学、テクノロジー、のすべてが同時に展開しているように見えます。それはあたかも、メディア表現の風景と心の領域が、非線形のアマルガムに収束し始めているかのようです。太郎千恵藏の作品はファンタジーと現実体験がダイナミックに交差するこの奇妙な実存の状態をアレゴリーにしており、私たちの世界認識の関係性は、日常に再覚醒した夢を強要されます。太郎千恵藏にとって絵を描く行為は、テレビ言語の残存記憶と復縁するという意味をもっています。ある意味で彼は、ポップカルチャーのゴーストを絵画のなかに立ち上げることを可能にすることで自身の「内なる子供」へのアクセスを可能にしてきたのです。(太郎は)キャラクターを単なるポップなアイコンとして盗用しているのではなく、リファレンスが不安定なレイヤーになった異質の画面に現れた、シンボリックな実体として描いているのです。」 (引用:太郎千恵藏:ハイブリッドワールドの触覚の表出1999)

本展では、新作のペンギンをモチーフとした絵画と1990年代の絵画をリミックスした作品が展示されます。日本初公開となる War / Pink is color of Blood(1996)は、1996年のニューヨークのサンドラ・ゲーリングでの個展で発表、ヴァージ二アやオハイオの美術館で開催され、マイク・ケリー、ポール・マッカーシー、ジョイス・ペンサートも参加したプリズームド・イノセント展でも展示されました。ターナーの難破船という絵画を背景にし、アニメのロボットとレンジャーをサンプリングした本作は、ドローンが地上を爆撃する21世紀の戦争のリアリティを先取りした予言的な作品です。その他にも1999年のサンドラ・ゲーリングでの個展で発表され、2009年岡本太郎美術館での岡本太郎の絵画展内の特別展示「TAROVS TARO」でも展示された、Father and Son III Schiphol Airport(1999)などの90年代の太郎千恵蔵を代表する作品を組み込んだ展示構成になっています。

「1990年頃、東京にいるときは村上くんや小山くんと毎日のように会って、アートワールドとマンガとアニメの話をしていた。そして1993年に、僕のケルンでの展覧会にやって来た奈良くんにも声をかけた。それがはじまりだった。」―太郎千恵藏

哲学者マルクス・ガブリエルの著書である「なぜ世界は存在しないのか」では、現実の物体もユニコーンも存在し、わたしたちは実在と虚構の無数の意味の場のレイヤーを通過している存在だと言っています。太郎千恵藏はそれを20年前に絵画で表現していました。1990年代の太郎の絵画は、現在でも革新的な作品で、その革新性は新作の絵画に受け継がれています。ハリウッドのアニメーションからピングドラムまで、幾度となく表現されているペンギン。太郎が描くペンギンは、パブリックな心象風景から現れる、シンボリックなわたしたちの姿なのです。この機会にぜひ太郎千恵藏の作品世界に触れて頂けると幸いです。


展覧会にあわせて以下のトークイベントをPARCELにて開催いたします。
トークイベントは入場無料となっており、参加ご希望の方はcontact@parceltokyo.jpまでご連絡ください。ご予約がない場合でもご入場できますが、席数に限りがあるため定員を超えた場合は立見となる場合もございますので、ご了承ください。

・3月25日(土)15:00-
「90’s and or 20’s=現代思想とアート、あるいはラディカルについて」
千葉雅也(哲学者、立命館大学教授)x 太郎千恵藏(芸術家)

・4月2日(日)17:00-
「シュールリアリズムと太郎千恵藏の絵画」
大谷省吾(美術史家、東京国立近代美術館副館長)x太郎千恵藏(芸術家)

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